1.やわらかい月

作词:山崎将义
作曲:山崎将义

屉の舟を 水边に浮かべたまま
一人岸边で 流せず见つめてる
暮れてゆく空に 惯れてくる顷
满ち足りた月は 水面をただよう
かたくなに何を 拒んできたのだろう
闇におびえて泣いたのは
远い昔のことなのに

屉の船は 风で少しゆれた
仆の影が 行方をさえぎって
やわらかい月に たどり着くまで
どれくらいの时が 流れればいい
かたくなに闭じたこの手を
そっと开いて
思いが解き放たれてゆく
それだけを祈ってる

まだこの心に光が あるのなら
ゆるしあえる日がきっと来る
その时を信じてる


2.雫

作词:大桥卓弥/常田真太郎
作曲:大桥卓弥/常田真太郎

背中にあった翼は君と共に无くした
飞べた顷の记忆は
擦り伤の样には消えてくれない

月が丘を行く 夜光虫を引き连れて
手付かずの一日が
何も言わずに终わっていく
私が居なくても地球は回り续ける
君が居ないなら
私の朝はもうやってこない
草むらで转げまわって森の奥で眠った
何度か争いもしたけど
それは全て永远のため
未来の向こうへ行くため
背中にあった翼は君と共に无くした
飞べた顷の记忆は
擦り伤の样には消えてくれない

君を取り戾す そればかり考えていた
时の浊流に押し流されてしまわぬよう
思い出は何も语らない
缒り付くあても无い
残った泪はあと少し
きっと君には届かない
最后の雫が、落ちていく
突然夜が弹けた 光が空に飞び散った
堪らず闭じた睑を
开けるとそこに君がいた
背中にあった翼は今やもう必要无い
洗い立ての太阳が
二人を优しく照らしている
これからは大地を踏みしめて
君を抱いて步いていこう


3.コリアンドル

作词:上田现
作曲:上田现

エジプトに行くのさ
砂漠が见たくなってね。
でも着いちゃったのはマレ一シア
あこがれの南の…

街はずれの小さな屋台で
わけてもらったコリアンドルの叶
少しちぎってポケットに入れて
ル一ル 列车はゆっくり走る
ル一ル どこまでもゆっくり走る
窗を流れる景色をただ见てた
それだけで 气持ちよくて

永远の夏を生きる人と
何か感じあえたらいいよね
でも物を卖る少年のひとみに
何も言い出せなくて

ヘイ兄ちゃん 元气がないね
ヘイ兄ちゃん しかめっつらするなよ
ヘイ兄ちゃん 金はあるんだろ?
ル一ル 列车はゆっくり走る
この风景をどこかで见たような气が
ル一ル 远い远い昔に
ここにくらした样な气がして

永远の夏は だてじゃないぜ!

国境を越えたら
おわかれなんだよね
仆は冷房の国に扫るけど
ここはずっとずっと夏だよね

これでもかと まっ青な空と
これでもかと まっ青な海と
一千年も二千年も
夏だけを生きた人がいた
ほほを打つ风は とてもHで
それが又 こよなく气持ちよくて
ル一ル 列车はゆっくり走る
どこまでもゆっくり走る
ル一ル コリアンドルを好きになれたら
ル一ル そこから何か始められたら
ル一ル 列车はゆっくり走る
ココナッツの叶々がゆれる
コリアンドルはとっても 鲜烈な味で
コリアンドルは悲しい悲しい味で
たまらず窗から一声ほえたら
地平线に阳が落ちた

エジプトに行くのさ
砂漠が见たくなってね
でも着いたのはマレ一シア
あこがれの南の…


4.远くへ行きたい

作词:永六辅
作曲:中村八大

知らない町を步いてみたい
どこか远くへ行きたい
知らない海を眺めていたい
どこか远くへ行きたい
远い街远い海
梦はるか一人旅
爱する人と巡り合いたい
どこか远くへ行きたい

爱し合い信じ合い
いつの日か幸せを
爱する人と巡り合いたい
どこか远くへ行きたい


5.名前のない鸟

作词:山崎将义
作曲:山崎将义

风に摇れてる朽ちかけた伝言板
里切られるよりはさまようほうがいい

便りがない日々に淋しさだけつのってゆく
影を引きずるぐらいなら名もない鸟でいい

阳炎の样にゆらいでる约束の场所
はるか远くの街

谁かが全部幻だと教えてくれたら私は
何处へ行くだろう

主を探している はぐれた云に话しかける
何にすがった时に一つの旅は终わるんだろう

月は今日の夜もしんしんと照らしている
想うのはただ爱しい人の胸で眠りたい

たとえ幻であってもせめて一夜の
ぬくもりに醉いしれたい

心の奥で消えかけたわずかな明かりを
もう一度两手でつつんで

阳炎の样にゆらいでる约束の场所
はるか远くの街

谁かが全部幻だと教えてくれたら私は
何处へ行くだろう


6.百合コレクション

作词:あがた森鱼
作曲:あがた森鱼

夜每夜每 梦に笑く百合の君
百合から百合へ ささやく花言叶
高原の停车场の汽笛ふるわせて
ゆめうつつのまま
闭じたるつぼみを抱きしめて
オペラホ一ルの丸屋根の上で
视つめていましたね
碎けてしまった土星のように
淋しい星でした
それでもあなたと步いた星ですね

サヨナラは
モウイイノサ
それでもあなたがほほえみ笑くかと
サヨナラは
モウイイノサ
ふりむけば 秋空に升る星

一秒一秒每に变わる君
一雨一雨每にそよぐ百合
マッチボックスに灯る夜の影
ゆめうつつのまま
触れたる口唇抱きしめて
ラスト·シ一ンにくるくる踊る
北极星を视た
シネマが终われば街灯りもない
淋しい星でした
旅の果てに访ねた星ですね

サヨナラは
モウイイノサ
それでもあなたがほほえみ笑くかと
サヨナラは
モウイイノサ
ふりむけば 秋空に沈む星


7.ハレルヤ

元ちとせ+常田真太郎(from スキマスイッチ)
作词:冈本定义
作曲:冈本定义

なんて真っ青な空だ
なんで云ひとつないんだ?
あからさまな快晴
さっき越えたんだ国境(ボーダー)
やっとすれ违うトレーラー
谁もいないハイウェイ

なにも起こらないシアワセ
人生ってスバラシイ

どっか行っちゃった父亲(ファーザー)
ずっと泣いている母亲(マザー)
大切な人さ
今日もトんじゃった妹(シスター)
ちょっと手のかかる弟(ブラザー)
いつでも一绪さ

なにも变わらないシアワセ
退屈ってスバラシイ
手のひらで优しく包んで
坏れやすい仆等
また青いトラックで行くよ

谁も夺えないシアワセ
谛めってスバラシイ
君の手で优しく包んで
坏れかけた仆等
まだあてどない道を行くよ

守って 坏れそうな仆ら
また青いトラックで行くよ


8.热き心に

作词:阿久悠
作曲:大泷咏一

北国の旅の空
流れる云 はるか
时に人恋しく

くちびるに ふれもせず
别れた女(ひと) いずこ
胸は 焦(こ)がれるまま
热き心に 时よもどれ
なつかしい想い つれてもどれよ
あゝ 春には 花笑く日が
あゝ 夏には 星降る日が
梦を诱う
爱を语る

热き心に きみを重ね
夜の更(ふ)けるままに 想いつのらせ
あゝ 秋には 色づく日が
あゝ 冬には 真白な日が
胸を叩く
歌を歌う 歌を

オ一ロラの空の下
梦追い人 ひとり
风の姿に似て
热き心 きみに


9.夜に咏める うた

作词:K·Y·O·K·O
作曲:K·Y·O·K·O

やわらかな夜に ひとり
手纸を书いています
叶樱の顷 过ぎて
夏の气配
满月の夜に そっと
手纸は舍てましょう
つれづれなるがままに
春は逝く
木々のざわめきに
风は确かめられる
目に见えるものにも
泪 あふれ来る

木々のざわめきに
风は确かめられる
目に见えるものにも
泪 あふれ来る
语りつくせずも 今宵
再び笔をとる
君への思いの丈
终夜(よもすがら)


10.冬景色

さ雾(ぎり)消ゆる凑江(みなとえ)の
舟に白し、朝の霜。
ただ水鸟の声はして
いまだ觉(さ)めず 岸の家。

乌啼(からすな)きて木に高く、
人は畑(はた)に麦を踏む。
げに小春日(こはるび)ののどけしや。
かえり笑(ざき)の花も见ゆ。

岚(あらし)吹きて云は落ち、
时雨(しぐれ)降りて日は暮れぬ。
若(も)し灯火(ともしび)の漏(も)れ来ずば、
それと分かじ、野边(のべ)の里。

それと分かじ、野边(のべ)の里。


11.なごり雪

作词:伊势正三
作曲:伊势正三

汽车を待つ君の横で仆は
时计を气にしてる
季节はずれの雪が降ってる
“东京で见る雪はこれが最后ね”と
さみしそうに君がつぶやく
なごり雪も降る时を知り
ふざけすぎた季节の后で
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

动き始めた汽车の窗に颜をつけて
君は何か言おうとしている
君の口びるが“さようなら”と动くことが
こわくて下を向いてた
时がゆけば幼い君も
大人になると气づかないまま
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった

君が去ったホームにのこり
落ちてはとける雪を见ていた
今春が来て君はきれいになった
去年よりずっときれいになった


12.死んだ女の子

元ちとせ+坂本龙一
作词:ナジム・ヒクメット
日本语译:中本信幸
作曲:外山雄三

あけてちょうだい たたくのはあたし
あっちの户 こっちの户 あたしはたたくの
こわがらないで 见えないあたしを
だれにも见えない死んだ女の子を

あたしは死んだの あのヒロシマで
あのヒロシマで 夏の朝に
あのときも七つ いまでも七つ
死んだ子はけっして大きくならないの

炎がのんだの あたしの发の毛を
あたしの两手を あたしのひとみを
あたしのからだはひとつかみの灰
冷たい风にさらわれていった灰

あなたにお愿い だけどあたしは
パンもお米もなにもいらないの
あまいあめ玉もしゃぶれないの
纸きれみたいにもえたあたしは

户をたたくのはあたしあたし
平和な世界に どうかしてちょうだい
炎が子どもを烧かないように
あまいあめ玉がしゃぶれるように
炎が子どもを烧かないように
あまいあめ玉がしゃぶれるように


13.幻灯记

作词:Hussy_R
作曲:内池秀和

燃える风と渗む汗と
空の顶点 仰ぐ姿
すべては八月のまぼろしなのか

ひとこまも ひとことも
逃げ水と消えぬよう
幻灯机 今も胸は
映し出すのに

午后の蝉时雨
明日など来なくても
纯粹な瞳が守ろうとしたものを
教えてよ

ああ
ひとときは ひとひらは
儚くも散ったけど
喜びも痛みさえも
君が居たから

安らかに眠れ
征きて还らぬ夏